「橋本病って言われたけど妊娠できるの?」と不安な気持ちを少しでも減らせるように、
私が病院で受けた指導と実際に行っていることを中心にお伝えします。
橋本病の人が妊娠するために必要な3つ
①1日1回チラーヂンS錠を飲む
②血液検査でTSHの数値を管理
③ヨードが含まれた食品を食べない
記事の信頼性
大学病院で2021年3月~治療開始
2022年7月に目標の数値達成、本格的に不妊治療開始
2022年7月に右卵管閉塞の発覚2023年2月妊娠、10月出産
それではさっそく
①チラーヂンS錠を飲む
足りない分の甲状腺ホルモンを補充する薬。
妊娠するため、妊娠を継続させるためには甲状腺ホルモンが必要不可欠。
<飲み方>
朝起きてすぐに飲む。
効果をしっかり出すためにできれば朝食の1時間前、すくなくとも30分前までに飲む。
効果が安定するまで、飲み始めてから2週間は最低かかる。
また、数㎍(マイクログラム)量を変えるだけで数値がジェットコースターのように上がり下がりするため、ベストな量を見つけるのが難しい。私の場合、1年と4ヶ月かかって目標の数値を達成しました。
ただ、妊活はTSHの値が2.5以下になった時(飲み始めから5か月後)に許可が出ました。
数値が低い時の妊娠への影響は特にないようです。(診察時)
私の飲んだ量と数値の変化は、別の記事→🐬で載せてますので参考にしていただければと思います。
ちなみに、1㎍は砂粒1つよりも軽い…
②血液検査でTSHの数値を管理
<頻度>
最初は月に1回、数値が安定してきたら1.5ヶ月→2ヶ月、に1回は病院へ通う。
数値が安定して薬の量が決定するまでは毎月通う。また、妊娠が分かった時にも受診する。
<受診の日の流れ>
1.血液検査
私の病院は1時間程で検査結果が出るため、医師の診察時間の1時間半ほど前に病院へ行き、採血。
2.診察
医師から検査結果を聞き、その数値を基に今後の薬の量を決める。
TSHだけでなく、FT4(遊離型サイロキシン)の値も見て調整する。
※TSHが低すぎるとFT4が高くなりすぎてしまうため
私が目標の数値を達成するまでの服薬量と数値の変化についてグラフを載せています。→🐬
結果は個人差があるため1つの例として見ていただけたらと思います。
ちなみに、私の目標数値はTSH 0.5~2.5 です。
③ヨードが含まれた食品を食べない
ヨード(ヨウ素)は海藻などに主に含まれている。ヨードは甲状腺ホルモンを作るために必要だが、
摂りすぎることで甲状腺ホルモンが作られなくなってしまう。
<特にヨードが多く含まれているもの>
昆布・・・絶対に食べてはいけない。
昆布だしが入ったものもなるべく避ける。
今回は、妊娠するために橋本病の人ができる3つのことを、私の受診経験を交えてお伝えさせていただきました。薬の効き方に個人差があったり、病院によって治療方針が違ったりもすると思います。
ただ、私が橋本病と言われた際にネットを探してもなかなか経験談のブログを見つけることができず..
不安だけが積もっていたため、同じように不安を抱えている人に少しでも安心してもらえたら幸いです。
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